ウェルネスプランかこがわ(第2次健康増進計画・第2次食育推進計画)
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2 (2)食育推進に向けた国や県の動向 我が国では、急速な経済発展、ライフスタイルや食に対する価値観の変化に伴い、栄養バランスの偏り、伝統的な食文化への意識の希薄化等、食に関する様々な問題が顕在化しています。 このような背景を受け、国では、平成17年(2005年)6月に「食育基本法*」を制定し、平成18年(2006年)3月には平成22年度(2010年度)までを計画期間とする「食育推進基本計画」を策定しました。また、同法では、市町村における「食育推進計画」の策定が努力義務として位置づけられました。そして、平成23年(2011年)には「第2次食育推進基本計画」、平成28年(2016年)には、新たに平成32年度(2020年度)までの5年間を計画期間とする「第3次食育推進基本計画」を策定しています。 兵庫県では、平成18年(2006年)3月に「食の安全安心と食育に関する条例」を制定し、この条例を踏まえた食育推進計画を策定しました。そして、平成29年(2017年)3月には「食育推進計画(第3次)~食で育む 元気なひょうご~“プラス1の食育実践”」を策定し、「『心身の健康の増進、豊かな人間形成、明るい家庭と元気な地域づくり』の実現」を目指しています。 2 計画の趣旨 本市では、国や県の動向を踏まえ、市民全員が生涯にわたり健康で生き生きと、安心して暮らせるウェルネス*な生活を送るため、平成25年(2013年)3月に「ウェルネスプランかこがわ-第2次健康増進計画・食育推進計画-」を策定し計画を推進してきました。策定から5年が経過した平成29年度(2017年度)に、第2次健康増進計画の中間評価を行い、取り組み内容を見直しました。最終年度である平成34年度(2022年度)の目標達成に向けて、さらに健康づくりを推進します。 また、平成29年度(2017年度)は、食育推進計画の最終評価を行い、第2次食育推進計画を策定し計画を推進します。 本計画は、市民一人ひとりの主体的な健康づくりや、体系的な食育の推進を目指すための指針となるものです。 【第3次食育推進基本計画の重点課題】 ①若い世代を中心とした食育の推進 ②多様な暮らしに対応した食育の推進 ③健康寿命の延伸につながる食育の推進 ④食の循環や環境を意識した食育の推進 ⑤食文化の継承に向けた食育の推進 【兵庫県食育推進計画(第3次)の重点課題】 (1)若い世代の食育力の強化 (2)多様な暮らし方を支援するための食育推進 (3)食や「農」への理解を促進するための食育推進 (4)食育活動を充実するための連携強化、推進体制の充実

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